障害年金を受給していることが家族に知られるのかどうか、心配する方は少なくありません。障害年金はプライバシーに関わるため、受給者が家族に知られたくないと感じることもあります。
ただ同居の家族に知られずに受給を続けるのは難しい面もあります。
ここでは、障害年金を受給していることが家族に知られる可能性について説明します。
このページの目次
1. 障害年金の振込口座
自分名義の口座への振り込み
障害年金は、受給者自身の名義の銀行口座に振り込まれます。家族がこの口座の取引内容を見ない限り、年金の受給が家族に知られることはありません。
対策
障害年金を受給していることを知られたくない場合は、自分だけが管理する銀行口座を利用し、その口座情報を慎重に取り扱う様にした方がよいでしょう。
家族が共同で管理する口座の場合
家族が共同で管理する口座を使用している場合、家族が通帳を確認すれば、もちろん障害年金の入金があることを知る可能性があります。
対策
もし家族に知られたくない場合は、当然だはありますが受給専用の口座を新たに開設し、その口座に障害年金が振り込まれるよう手続きを行うとよいでしょう。
2. 郵送物や通知書
郵送物の内容
障害年金の手続きや更新に関する通知書が、受給者の住所に郵送されます。これらの郵送物を家族が開封したり、内容を見たりすると、障害年金を受給していることが知られる可能性があります。
対策
郵送物を家族が見ないようにするためには、郵便物が届く日時を把握し、自分で受け取る様にするというのも一つの考えではありますがなかなか難しいでしょう。可能であれば別の受取可能な住所を準備して、そちらの郵送物を送ってもらえないか年金事務所に相談してみるとよいかも知れません。
まとめ
障害年金を受給していることが家族に知られるかどうかは、主に振込口座の管理、郵送物の取り扱い、そして家族との生活状況に依存します。家族に知られたくない場合は、振込口座の選択や書類の管理を慎重に行い、必要に応じて対策を講じることも必要でしょうです。
ただし、障害年金の請求手続きを進めていくには、たとえ社労士等の専門家に依頼したとしても家族の協力が必要な場合が多くあります。
また障害年金の請求手続き、受給が原因で元々良好だった家族関係や家族との信頼関係に悪影響が出る様なことも避けた方がよいでしょう。場合によっては家族と状況を共有することで理解を得ることも検討してみてください。